もっとテキトーに回せばいいのに

ついったーのTL見てて思ったことです。

 

過去の自分もですが、スピードキューブやってるような人って意外と真面目だから、先を見据えて早い段階から上級者のやってることを吸収しながら練習を進めようとする人が多いような気がします。

 

もちろん上級者がやってることは正解に限りなく近いので真似することは間違ってないことですし、むしろ非常に合理的な練習方法でしょう。

 

問題は自分の力量を理解しているかだと思います。

 

成長のスピードやセンスには個人差があるので、大まかに「このタイム帯の人はこれ意識するべき」みたいなのはあっても絶対ではないです。

 

自分の段階とそれにマッチした練習が理解できれば成長過程がより効率的に進むはずです。

やみくもに人の真似したり片っ端から助言を取り込むのは案外遠回りだったりして。

 

間違いなく成長期にあるのにいまひとつ掴めてないなら、一度真っ白になってテキトーに回してみたらいいんじゃないかなーって思ってます。

 

おわり

広島2023春振り返り

どうも、とむです。

広島大会2023春に参加された皆さん、大変お疲れ様でした。

大会当日を終えての振り返りを簡単に残しておきます。

 

まずは大会実行委員の話を短く。

 

半年ほど前、瀬戸内キューブコミュニティのDiscordで突然このような通知が。

からさわさんより、広島大会を開くにあたり実行委員の募集がかかりました。

突然すぎて驚いて撮ったスクショです。

 

もちろん運営に興味はあったので流れで参加させていただくことになりました。

意見するほどの経験もない素人の僕は、勉強させていただくつもりで聞いていましたが、大人の方々の間でトントン拍子で事が進んでいき、正直全貌が把握しきれないまま大会当日を迎えました(大幅に割愛)。

 

(就職活動や研究活動その他私事で、ずっと受け身状態になってしまって本当に申し訳ないです)

 

でも、実際に大会を開くにあたり、どのようなスケジュールでタスクを処理することで開催につながるのかを学ぶことができました。

時代背景と大会規模、予想参加人数、当日へ向けたリスクアセスメントなど、様々な課題を処理した上で大会を開催していることを知り、実行委員の努力の上でたくさんのPRやドラマが生まれていることを実感しました。

 

当日は主に会場設営、記録入力、競技者ジャッジスクランブラの呼びかけに携わりました。

あと地味に初心者レクチャーで競技者役をしてました。

 

タイム入力は二人セットのシンプルな作業で、入力に間違いがないか慎重に確認しながら且つワイワイ楽しみながら進めることができました。

 

呼びかけでは「どのタイミングで何をアナウンスするのか」「ジャッジの人にはどこまで説明するのか」など分かっているようで把握しきれていないことが多く、更にそれを会場全体に向けてマイクで喋る、という臆病な自分にはプレッシャーもりもりのイベントでした。

あたふたしながらも、みやちゃさんやこうさんに、内容やタイミングを教わりながら不器用に仕事を進めることができました。

呼びかけを終えた後で実行委員の望月さんに「喋るの上手いっすね」って言ってもらえたのがホント救いです。

 

大会全体を通して、運営側として役割を果たすことができるのか不安で仕方なかったですが、delegateのみやちゃさん、実行委員の皆さん、その他関係者や経験者の方々に教わりながら運営の当日の仕事について沢山学び、経験する事ができました。

大会後の後処理も、貢献できる部分はしっかり働いて学びたいと思います。

 

今後も運営に携わる機会があれば、今回の広島大会の経験(まだ終わってない)を活かして頑張っていきたい思います。

実行委員長のからさわさん、delegateのみやちゃさん、その他実行委員の皆さん、まずは大会当日大変お世話になりました。引き続きよろしくお願いします。

 

 

次に競技の結果について簡単に。

 

3×3とメガでエントリーしてました。

もちろん本命はメガ。

 

3×3予選は丁度イイ記録ってところ。

avg of 5 = 10.67

11.25, 10.37, 11.72, 9.20, 10.40

 

サイクシート的に予選通過は厳しいと思ってましたが17位で通過することができました。

 

3×3決勝はちょっと遅かった。

avg of 5 = 12.28

10.34, 14.61, 8.98, 12.53, 13.96

 

結果は18位、トリコン以外で一切回してないのに予選通過できてよかった(?)です。

 

3×3は全然頑張らなくても、大会参加回数増えていけばテキトーなところで平均sub10が出る気がしてます。のんびり続けます。

 

 

本命のメガですよ~。

前回の用賀Bでは平均62を出して死ぬほど悔しい思いをしたので、本大会はリベンジ回でした。

 

最低限PR更新、次に単発sub50平均sub60、欲を言えば平均sub55を目標に挑みました。

f:id:Tomcubing:20230326162806p:image

圧倒的PR!!!!!!

まさかここまで実力が出せるとは。

 

単発NR5平均NR8でした!

NR1桁キューバ―になれたのホント驚いてます。

 

 ↓ 単発PRと平均PR動画です。

youtu.be

上振れたとして表彰台に乗れるかどうか、だと思ってたのにまさかの準優勝です!

メガミンクスに真面目に取り組んで丁度1年の節目の大会で、実力に対して納得のいく結果を残すことができて非常に満足です。

 

大会でメガミンクスの記録を残すために共に練習に励んできた競技者全員に感謝です!

これからも共にメガの技術を磨いて、楽しさを布教していきましょう!

 

 

改めまして、広島大会みなさんお疲れ様でした。

今後、今回のような地方での大会が更に増えて、全国規模でキューブ界が活性化していくことを願っています。

 

以上です、ありがとうございました!

 

初めてのWCA大会

こんにちは、Tomです。

WCA大会「用賀B2022夏」に参加してきました。

 

今回の大会は僕にとって最初のWCA大会で、特別な大会でした。

初参加ということで書き残したいことがたくさんあり、長くなります。

 

 

自己紹介とか

あまり顔が広くないので軽い自己紹介から始めていきます。

 

2022年9月現在某大学大学院1年のTomといいます。

高校3年の春からキューブをはじめて6年目になります。

3×3から始めて4,5,6,7,sq,3BLDなどメジャーな種目をぼちぼちやっていましたがほとんどは引退しています。

現在は3とメガをやってて、3は10~12、メガは60前後です。

 

キューブを始めて1~2年ほど経っても、特別早い種目も取柄も無くキューバ―と会ったことも無く、田舎で一人静かに細々と続けていました。

sub14あたりで成長も止まり、ライバルもいないためモチベーションがあまりなく、引退するかしないかの境をしばらく彷徨ってました。

 

はじめてキューバ―に会ったのが2019年広島大会の前日オフでした。

広島大会はワケあって参加できませんでしたが、初めてのオフラインでの交流を十分に楽しみました。

 

このオフを境にキューブ界隈のワイワイガヤガヤに憧れて、オフ会や大会にどんどん参加しようと思い始めました。

キューブを続ける前向きな理由がはじめてできて、かなりモチベーションが上がってました。

 

しかし困ったことに丁度この時期から新型コロナウイルスの感染が日本でも確認され、僕のキューブ界隈進出をピンポイントで邪魔するかのように広がっていきました。

 

遂に自分もキューブ界に参戦した実感(勘違い)があったのに...

コロナ禍3年の空白では何度も「広島大会に無理してでも参加すればよかった」と後悔してました。

 

まあいろいろあって3年耐えました。(かなり省略)

 

2022年に入って僕はメガミンクスにハマっていたので(いつ開催されるか検討もつかない)3とメガを含む大会を初参加にしようと決めました。

遠征するなら複数種目出ないともったいないので。お金も無いし。

 

みなとみらい、大田を横目にメガを含む大会を待ちました。

結果、予想よりはるかに早く用賀大会が告知されました!

 

絶対にこの大会を最初の大会にすると決めました。

「申し込み戦争」という単語は知っていたので、申し込み当日は当然PC前で待機。

2分以内に定員オーバー、と予想を超える勢いでしたが無事申し込み予選通過!

 

遂に僕の大会初参加が確実になりました。

 

長くなりましたがここまでが今回の大会参加に至った経緯です。

とにかく機会に恵まれない6年間でしたと。

(大部分は自分から進んでオフライン交流の場に出なかったのが原因だけど、僕は臆病なので最低限の繋がりが無いと遠征には踏み切れない)

 

では東京遠征行ってまいります。

 

 

ココから本題

 

2022/8/26 東京ソロ遠征初日

はじめての夜行バス、安いバスだったからか体が痛くて寝られない12時間の旅。

カーテンが閉まって外が見れない、キューブも回せない、ただ静かに我慢する、拷問でした。

 

2022/8/27 池袋オフ当日

夜行バスなんとか耐えました...

シャワーを済ませた後、新宿から山手線で池袋に移動してタニさんとマックで合流しました。

その後コメダに移動してうえしゅうさん、幸地さんと合流してランチ。

メガerの幸地さんとはタイム帯も少し近いからずっと会ってみたかった。会えてよかった!

 

池袋オフ会場に到着、主催者のツチダさんに挨拶し会場設営のお手伝い。

(オフ会に申し込みそびれて困っていた僕を拾ってくれたツチダさん、本当にありがとうございました!)

 

計測会用の競技卓が5個もあり、全部にタイマーディスプレイがあってすごかった。

 

交流では互いに顔は知らないけど存在は知ってる人と多くのはじめましてを交わすことができました。

特にメガerにはじめましての方が多く、メガに関しても沢山交流できました。

さむさんにはじめて会った時「うおお!とむくんだー!」って言って熱く握手してくれたの素直に嬉しかった〜

 

 

続いて計測のお時間です。

計測競技参加者の多さに「これほんとに捌けるのか」と思ってましたが、システムが洗練されていて一切の滞りなく超スムーズに計測と集計が進み、オフ会運営のレベルの高さにとにかく驚かされました。

 

計測会の新システムについてはツチダさんのこちらの記事から。

note.com

 

計測では3×3とメガ回しました。

 

3×3は完全に記憶が無いです。

 (14.18 13.77 13.45 9.17 9.94 = 12.39 らしい)

 

メガ計測ではNR保持者のらいひーさんとペアで計測しました。

やっぱり上級者はペアリングにかける手数と持ち替え回数が少なくて正確でした。

あと、やってることは全然普通で僕でも理解できるソルブなのに、自分の半分くらいのタイムで揃うので基礎力の重要性に気付かされました。

 

メガ計測結果です。(目標は平均sub60)

今の僕には上出来すぎるタイムでした!(これが大会で出せたらな〜)

f:id:Tomcubing:20220911154152j:image

平均は53.46。幸地さんに0.16差で負けた!熱い接戦!

幸地さん単発平均人生PB出してて強かった。。。

 

らいひーさんをはじめ、沢山のメガerから計測と交流を通して色んなアドバイスをもらいました!

LL以外はsub60程度でも上級者のソルブが普通に参考にできるメガ、かなり面白い。

 

つよつよメンツの揃う池袋オフ、非常に楽しめました。

 

楽しいオフ会を終えて2次会で居酒屋へ。

4時間ほど滞在しましたが、多分2時間くらいはうえしゅうさんとZBLLで議論してました。(楽しい!)

オフ会外でのキューバーとの交流すごく好き。

 

オフを通して、自分もだいぶ話せる人増えたなーなんて考えてた1日でした。

明日は遂に大会、わくわく。

 

 

2022/8/28 用賀B大会当日

夜行バスの疲れもあってよく眠れました。

少し早く大会会場に着いたので、(何をすればいいのか分からないけど)流れにのって会場設営のお手伝いをしました。

 

受付を済ませて開会を待ちます。

テキトーに座ってましたが面識のあるキューバーも結構居たので安心して開会を待てました。

 

開会式が終わり、遂に始まりました初大会!

 

流れは知ってるつもりでしたが、ちゃんと初心者レクチャーに参加して曖昧な部分を質問してきました。

 

僕は3×3、メガにエントリーしてました。

先輩キューバーの助言を参考に、午前の3×3予選で競技卓の雰囲気を経験して午後のメガ(本命)に臨もうと決めました。

 

今大会の目標

3×3 → 単発sub10を出す、zbllをキメる

メガ → 単発sub60、できれば平均sub60

 

3×3は目標設定はしたものの正直やる気がなく予選通過ラインすら知らない程で、メガのための消化試合のつもりでした。

 

初参加だったためスクランブラやジャッジの仕事はなく待ち時間は暇なはずでしたが、気になる人の試技を見たり、初めましての方と挨拶したり、オフ会のようにワイワイ話しながら回したり、互いの知識と技術で議論しあったりと楽しく過ごせました。

 

今回の交流部門ではタニさんとRouxについて、EOを意識したCMLLの議論できたのが一番盛り上がって楽しかった!F2B講座もレベル高くて楽しかった。

 

 

そろそろ試技内容に移ります。

 

 

3×3 Round 1

 Avg 5 = 11.64

 12.85 (10.33) 11.22 (17.27) 10.86

 

はじめてのソルブは酷い有様でしたが、最初から良いタイム出してプレッシャーに負けて結果ズタボロになるよりは断然マシです。そもそも消化試合なので単発sub11が出ただけで十分でした。

 

最近3×3サボってたので、平均sub12は良くも悪くもない普通のタイムで安心感がありますね。

 

1回戦が終わった後はもうずっとメガを回してました。しばらくして予選通過を知りましたw

 

3×3、2回戦のキューブ提出がコールされました。

提出する時、滑って提出用キューブをゴミ袋にシュートしちゃいましたw

みんなが笑ってくれたので結果良かった。

 

 

3×3 Round 2

 Avg 5 = 10.23

 11.43 (13.45) 9.62 9.64 (9.11)

f:id:Tomcubing:20220912195321j:image

youtu.be

2回戦の直前、偶然らいひーさんの「クロスゆっくり回して〜〜すればsub10は出る」的な声が聞こえたので意識してみました。

1,2試技目は全然上手くいきませんでしたが3,4,5ですんごい上振れました!

 

やっぱゴリ押しコミュテーターApermだよな〜

普段の計測会では、3,4試技目でsub10出して5試技目ボロボロがテンプレ化してたので単発ベストが5試技目に出るのは強い!ナイス!満足!

 

トム「あは〜もう帰っても良い!」

ノム「ほんとに帰っていいんですか?」

トム「そうだ!メガしにきたんだわ!」

 

なんとなく平均sub10くらいが決勝ラインかと思ってたので、切り替えてメガを回していました。(この時まだ平均計算してなくて10.5〜10.8くらいだと思ってた)

 

しばらくしてWCA Live見てみると、僕の名前の横が緑色になってました。

(他の参加者の名前がズラリと載っているため写真は載せないでおきます)

 

まさかまさかの12位通過で決勝進出です!

 

11位 〇〇 10.22

12位 Tom 10.23

13位 〇〇 10.24

14位 〇〇 10.24

 

0.01秒差での通過争いを自分が体験して、更に通過する側になってひたすら驚きです。

ほんとに0.01の争いってあるんですね...

 

ここまでの偶然に感謝して、二度と立てないかもしれない決勝の場を楽しもうと思いました。

 

 

それはさておき次はメガです。

「普段通りに回せばsub60は出るさ」と言い聞かせて、まずは楽しむことを一つ目標にしました。

 

キューブ提出の際「またキューブ捨てんようにw」と揶揄われました〜

(こーゆーのが好きなんだわ〜)

 

6つの競技卓に対して参加者13人。

僕は最後の競技者らしく、待機席で1人さみしく待ってました。

60秒で解くとしてもスクランブルや何やらで、5試技で10分近くかかるので待機時間がすごく長く感じましたね。

 

待機席ではかなり緊張していましたが、ズエさんが緊張してるねと話しかけてくれて少し楽になりました。

全員同じスクランブルだから会場の中で僕だけ競技卓を見れなくて、おかげでムズムズしてやたら緊張したんですよー。

 

呼ばれました。ジャッジはsq1NRの高岡誠さん。

最近偶然にも誠さんの5のソルブ動画めっちゃ見てて「本物だ!NR持ち、トリボSCTにジャッジしてもらえるの!?」と内心焦ってちょー緊張しました。

 

ここまで緊張しかしてない...

 

Megaminx Final Round

 Avg 5 = 1:02.50

 1:05.94 (1:12.04) 1:02.91 58.64 (53.85)

 

「今まで何やってきたんだ ?」

  率直な感想です。

 

1試技目 1:05.94

「スタートダッシュが大事、ここで適度なタイム(59とか)が出ればきっとsub60は続くはず。」の気持ちで挑みました。

 

が、1手目から現実見せられました。

指が動かない。パーツが見つからない。

 

普段との違いに焦りを感じながらなんとかLLへ。

偶然知っているPLLを引いて回すも別のPLLが出現しました。(鏡手順回してしまったぽい)

 

over65は普段の練習においては、普通に悪いタイムだったのでマジメにショックでした。

 

2試技目 (1:12.04)

「帰りたい」それだけです。

 

ソルブの内容は記憶にないです。

S2Lのラストスロット時点でタイマーを見てover60が表示されてた時の圧倒的虚無感だけは覚えてます。

 

ソルブ後、1試技目のover65がカウントされるのかと考えて、泣きそうになってました。

家では滅多にカウントしないのに。

 

3試技目 1:02.91

この辺りが一番辛かった。

ソルブ中、メガを投げてぶっ壊したかった。

 

3×3で10回ソルブしてメガでもう3試技目なのにまだ上手く回せないのか、と悲しくなってました。

 

4試技目 58.64

「だからなんなんだ」これに尽きます。

 

一旦の目標をクリアしたのに全く嬉しくないことってあるんですね。

 

5試技目 (53.85)

もうどんなタイム出そうと平均sub60は不可能と分かり、泣きそうでした。

 

でも最後のソルブは少し切り替えて優しく解きました。

単発ベストでしたがやっぱり全然嬉しくなかったです。

 

僕のメガミンクスデビュー戦は何一つ満足いかない惨敗に終わりました。

 

 

計測を終えて、色々考えました。

・普段の3×3より集中して取り組んだ競技

・数年ぶりのメガの大会

・後にも先にもこの5試技だけ

このあたりの思い入れやプレッシャーから緊張して何もかも上手くいかなかったんだと考えました。

 

そして大会初心者であり、大会でのキューブの回し方を知らなかったことも原因であり課題です。

 

大会でのキューブの回し方を知っている人はしっかり記録を残してました。

まっしゅさんは数年ぶりの大会でたった5試技の内に人生PBを出し、らみさんは前日の池袋オフでまさかの僕より遅い平均を出して凹んでいたにも関わらず、大会では単発平均共にPR更新して優勝しました。

 

確実に記録を残す人から学べることは沢山ありそうです。

 

僕だけでなく、ノムノム君や幸地さん、他数名のメガ参加者も振るわない結果だったようで大会の怖さを知りました。

 

 

マイナスな雰囲気の文章がしばらく続いてしまいました。切り替えていきましょ

 

 

最後に3×3決勝です。

 

相手は大会でもsub10当たり前のつよつよメンツです。

勝とうなんて1ミリも考えませんでした。

 

「自分らしいソルブをして気持ちよく終わろう」の気持ちで挑みました。

 

マイクで僕の名前が呼ばれました。(初知りのシステム!驚いた!)

 

3×3 Final Round

 Avg 5 = 14.87

 (8.87) 15.99 (16.01) 13.92 14.71

笑いが止まりませんでしたね~もちろん12位ですw

f:id:Tomcubing:20220911161037j:image

まっしゅさん「2試技目から急に中級者になったw」

 

 

1試技目は落ち着いて回せて、割とスムーズなF2Lを終えてZBLLが出現!

Ucase2GLLのまあ簡単なヤツ、回せました!

AUFを予習してなかったため少しロスしましたがまさかの単発sub9!これは良い!楽しい!!

この瞬間のためにキューブ回してきた!!

youtu.be

残りのソルブの内容には触れないでおきます。。。

もう決勝に進んだことが恥ずかしくてしょうがないです。

 

でもZBLL結構頑張ってきたので、本番で使えたこと、使った上で単発PRが出せたこと本当に嬉しかったです。

みんなもZBLLをどんどん履修しよう〜

 

3×3が終わり、観客席に戻って結果を報告しました。

「1試技目zbllでsub9!次16,16,14,15でしたw」

みんな大爆笑でした!結果オーライ!

 

 

全ての試技が終了しました。

表彰式は素晴らしいメンバーが揃っていました。

いつか自分も表彰されたいけど、あと何年かかることやら。

 

表彰式の後はさむさんとらいひーさんによるアジア大会の報告会、そして閉会式。

会場の片付けのお手伝いをしてそれぞれの2次会へ向け解散しました。

 

 

こうして僕のデビュー戦、用賀B2022夏が終わりました!

大変お疲れさまでした~

 

 

気づきと感想!

キューブ歴ばっかり積んだヒヨっこキューバ―が大会に初参加して感じたことをサッと残していきますー

 

まずは本大会の企画運営を進めてくださった実行委員の方々、本当にありがとうございました!的確な指示とアナウンスのおかげでトラブルなく予定通りに競技が進んで素晴らしい大会でした。

 

競技者としての気づき

池袋オフと用賀大会を通して、まだまだ手の届かない上級者と実際に沢山話すことができましたが、まずは圧倒的知識量の違いを感じました。

早い人上手い人はとにかく何でも知ってますね、勝てない。

 

あと、経験の違いですね。間違いない。

先にも書いたように実力通りのタイムを出すには「競技卓での回し方を知っている」ことが重要だと感じました。

自分も実際に競技卓で回してみて「使うべきでない指使いや手順」が明らかになり、大会が終わった今は「大会を意識した指使いの取捨選択」を真面目に考えるようになりました。

 

それから、僕のタイム帯くらいならTPSよりも「インスペクションタイムの有効活用・先読み・ノンストップ」を確実に行う方がずっと早いことも分かりました。

知ってるつもりでしたが今回しっかり実感しました。

 

競技者として(当たり前なことばっかですが)いろんな気づき、収穫がありました。

今後は経験を生かしたムーブができるようにしたい!

 

初参加者から見た大会の感想

運営の方々や何度も大会に参加している人の姿を見て、公平性に対する意識の違いに驚きました。

スクランブルされたキューブが見える状態にしている場面を注意したり、競技を終えた人が解法について喋ろうとした場面(まだ競技卓では同じスクランブルで競技をしている)で横から止めたりするなど、競技者として確実に公平性を持たせて大会に臨んでいる意識の高さに驚かされました。

 

大会会場について、雰囲気は静かで参加者全員競技者のソルブにくぎ付け状態なのかと思ってましたが、思ってたよりオフ会と差がなくワイワイした雰囲気なんですね~

 

あ、大会を楽しむにあたり、ある程度の知り合いの輪をオフ会で広げることができていてよかったと思いました。僕に知り合いナシ状態でのいきなり大会参加は大変だったと思います。わいわい話すことで救われた場面がたくさんありました!

 

あと、話してみたい人には話しかけるべきだと思いました。大会は普段オフ会でもなかなか会えない人やNR保持者が簡単に集まるので絶好のチャンスですね。

 

キューブ界は思ってるよりずっと狭いようで。会場内の人ほとんど知ってる人だったり、めっちゃ有名なキューバ―でも僕のこと知っててくれてたりで驚きです。

日本にいる間にもっとキューバ―の輪を広げないと。

 

 

 

最後に、大会は思ってたよりずっと、すっごく楽しかったです。

オフ会とは違うドラマがあり、リアルタイムで公式に競える貴重な場なので新鮮でした。

遂にWCAIDも取得して確かな公式記録を持った競技者になりました。

この記録はつまりいい記録ではありませんが、より良い記録を目指して頑張っていこうと思う強いモチベーションになりました。

 

僕のスタンスは「楽しめる範囲で」なので、人生をコストにPBを召喚する化け物ムーブはできませんが、更に強くなって更に楽しめるようぼちぼちキューブ続けていこうと思いました!

 

ありがとう用賀B!

 

ばーい。

 

ZBRoux Methodの紹介

本記事では3×3解法ZBRoux Methodを紹介します。

 

こんにちは、とむと申します。ZBRouxってのは現時点では日本に使用者が僕一人しかいないマイナー解法です。当然日本語記事も無かったので紹介記事を書いてみました。紹介が必要なほど複雑な解法では無いんですが、マイナー解法に触れるキッカケとなればと思います。

 

 

Roux未経験の方を想定した紹介です。前半は緩い説明が続くので玄人の方は1〜3は飛ばしてもらって大丈夫です。

 

1. 理解に必要な用語の説明

本記事の理解に必要となるキューブ用語をCFOP解法を基準にして簡単に説明します。

 

【EO, CO, EP, CP】

アルファベットはそれぞれ以下の単語を表します。

E:Edge

C:Corner

O:Orientation

P:Permutation

 

Orientationはパーツの向き、Permutationはパーツの位置を意味します。

Permutationは正確には順列を意味しますが、キューブを解く上では位置(を正す)という解釈で全く問題ないと思います。

 

CFOP(LBL)解法におけるOLL,PLLもこのアルファベットに従っています。

OLLOrientation of the Last LayerでU面の8つのパーツの向きを揃えます。

OLLではEO,COを揃える、即ちエッジとコーナーの向きを揃えるため、U面が1色に染まります。

PLLPermutation of the Last LayerでU面の8つのパーツの位置を正します。

PLLではEP,CPを揃える、即ちエッジとコーナーの位置関係を正すため、OLLと続けて使うことで側面の色関係が揃い完成状態になります。

 

EO,EP,CO,CPはキューブを解くうえで重要な概念です。

CFOP解法のLL手順ではU面の8つのパーツのEO,EP,CO,CPの揃える順序を変えたり複数を同時に処理したりなどすることで、様々な解法やサブステップが展開されています。

 

LLにおける有名なサブステップの内訳を下図にまとめています。

LLサブステップはこの図で言う空白部分を手順の前後で補うことで完成状態を作ります。

例えばZBLLは手順以前にEOが揃っている必要があるため、F2L4の処理と同時にEOを揃えるZBLSやVHLSなどのサブステップが存在します。

 

2. Roux Methodの基本

f:id:Tomcubing:20210417235551p:plain

Roux Methodは以下の4ステップから成る解法です。

1)First Block (FB)

 L面に1×2×3のブロックを作る

2)Second Block (SB)

 R面に1×2×3のブロックを作る

3)CMLL (Corners of Last Layer Ignoring M-slice)

 U面のCO, CPを合わせる

4)LSE (Last Six Edge)

 MU列の回転のみを用いてU面とD面の計6つのエッジのEO,EPを合わせる

 

Roux MethodはL10P Methodの1つです。
L10P(Last 10 Pieces)Methodとは、F2Bを完成させた後、残りのエッジ6個コーナー4個を揃える解法の総称です。

 

Roux MethodはL10Pを以下のように振り分けて解く解法です。

CMLL:4つのコーナー(CO,CP)

LSE:6つのエッジ(EO,EP)

 

 

3. EOの概念

Rouxは一旦さておき、EOのそもそもについて簡単に説明しておきます。

 

開眼種目においてEOは特に重要視される概念です。

EOは先にも書いた通りエッジの向きを考えます。

 

①EO反転とは

簡単なEO反転の例を紹介します。

 

十字ではないOLLは持ち替えをせずRLUD面の回転だけを使ってU面に十字を作ることは、キューブの構造上できません。

このとき十字を作るために反転が必要なエッジがEO反転が起こったエッジです。

そのため十字を作るためには中列やFB面の回転が必要となります。

 

EO反転が起こったエッジをBad Edgeと呼びます。

Bad Edgeは持ち替えを制限した場合において、RLUD面の回転だけでは修正することができません。

Bad Edgeはどの位置にあるエッジに対しても同じ方法で特定することができます。

RLUD回転によってセンターの色と隣り合わせな状態を作れないエッジは全てBad Edgeです。

 

全エッジにおけるBad Edgeが0個の時は、一度も持ち替えることなくキューブを完成させることができます。

これを用いた解法がZZ Methodです。インスペクションでは全てのBad Edgeを特定し、EOを直したあと持ち替えることなくF2LとLLを完成させます。

CFOPのF2LにおいてもEOの概念は重要です。EO反転がなければ持ち替えの必要がない、あれば必要なので理解することで不必要な持ち替えを減らして効率的なソルブになるでしょう。(閑話休題)

 

②RouxにおけるEO

LBL法のLLでは、U面の4つのエッジのみを見ればいいのでBad Edgeはすべて目視できます。

しかしRouxではD面のエッジも関係してくるため、すべてのBad Edgeを目視することはできません。

 

EO反転は必ず偶数箇所で起こります。

Rouxではこれを利用してBad Edgeの位置を特定できます。

 

RouxではU面色とD面色のみに注目してBad Edgeを特定し、MU列の回転のみによってEOを修正します。

f:id:Tomcubing:20200712145201p:plain

例えば上の画像の状態で言うとUDは白と黄色で、EOが全て正しい時はU面とD面にあるエッジは白と黄色のステッカーのみになるはずですが、上の画像ではU面に3つ、そうでないステッカーがあります。

また、EO反転は偶数個ずつ起こるため、D面に1つBad Edgeがあるということが分かります。

この場合はDFエッジがBad Edgeです。EOがあっていればDFに黄と白は無いはずです。

 

 

4. ZBRoux Method解説

f:id:Tomcubing:20210417234054p:plain

ZBRouxは以下の4つのステップから成り、平均41~45手で解けるようです。

1)First Block(FB)

 L面に1×2×3のブロックを作る

2)Second Block(SB)

 R面に1×2×3のブロックを作る

3)EODFDB

 残り6個のエッジのEOを処理すると同時にDFDBエッジをDレイヤーに配置

 (この段階でF2Lが完成されると同時に十字OLLが現れる)

4)ZBLL(Zborowski-Bruchem Last Layer)

 十字OLLを1Lookで解く

 

ZBRoux MethodはRoux Methodと同様にL10P Methodの1つです。

EO,EP,CO,CPの振り分け方が異なります。

 

先ほど紹介したRoux Methodでは以下のように振り分けられます。

① CO,CP処理(CMLL

② EO,EP処理(LSE

 

ZBRoux Methodでは以下のように振り分けます。

① EO処理(EODFDB)

② EP,CO,CP処理(ZBLL)

 

【本解法の各ステップ解説】

1)First Block(FB)

 Roux Methodと同じであるため省略します。

 

2)Second Block(SB)

 Roux Methodと同じであるため省略します。

 

3)EODFDB

このステップではL10Pの内、EOのみを処理し同時にDFDBエッジをDレイヤーのあるべき位置へセットします。6EO+2EPです。

 

・基本

EODFDBの基本は、Roux MethodのEO手順をした後に、MU列の回転を使いDFDBエッジをそれぞれ入れます。深く考える必要はありません。

EO手順とDFDBエッジのセットを手順のキャンセルなど工夫して手数を減らすことで発展させられます。

 

・EOLRについて

EODFDBではRouxにおけるEOLRによる処理が可能ですが、EOLRと比較して自由度が大幅に落ちます。

EOLRとはEO処理と同時にULURエッジをDFDBにセットするサブステップです。その後M2でULURエッジが完成するので非常に効果的です。

 

EOLRにおいてDFDBにセットするULURエッジは位置が逆でも問題ないのに対し、EODFDBではDFDBエッジは正しい位置にある必要があります。これにより同じEOLRケースにおいて、配色が逆になった状態の手順を使い分ける必要があり、難易度が劇的に上がります。

更にセンターの位置も合わせる必要があるため、それを考慮した適切な処理を行う必要があります。

EOLRを応用するにはこれだけの判断に加え手順が必要です。ただこれだけ苦労した割に6EO2EPしか揃ってないのでコスパはかなり悪いように思えます。

 

・脱MU手順

MU列の回転のみを用いるとコーナーの関係が崩れないため先読みがしやすくなりますが、どうしても手数が多くなってしまう場合があります。

MU列回転の範囲を超え、RrD回転などを使用することで、より少ない手数でEODFDBを完成させられる場合がありますが多くの場合コーナーの関係が崩れてしまいます。

このステップについては本記事では省略します。

 

4)ZBLL(Zborowski-Bruchem Last Layer)

十字OLLから1Lookで完成状態にします。

難しく言い換えるとEP,CO,CPの同時処理です。

 

ZBLL自体は有名なサブステップで知っている人も使用者も多く、日本語記事もたくさんあるためここでは説明を省略し、ZBRouxにおけるZBLLについて説明します。

 

ZBRouxの大きな特徴として「ZBLLの先読みが比較的容易」というのがあります。

 

MU列回転のみでEODFDBをすると前後でコーナーの関係は一切崩れないため、F2B終了時点でLL手順は最大12ケースに限られます。

EODFDBを回す直前、もしくはEODFDBを回している間にコーナーの関係を把握することができれば、ZBLL判断が早くそして楽になります(理屈では)。

 

ZBLLの完読みは難しいですがコーナーの関係を把握していればEODFDB手順を工夫することで、出現するZBLLを意図的に絞ることもできます。

ZBLLの先読みの例を以下のExample Solvesに軽く載せてます。

 

 

5. Example Solves

①Scramble : L' B2 U B2 U2 B' R F2 B2 R2 D2 F2 R2 D L2 D2 L2 F' D

z2 x' R U' R' U M U2 B R' U' M F//FB

R U R' U' R U' R' U R U r U R'//SB
U M' U' M' U M' U2 M//EODFDB
U' r U R' U' r' F R F' U2//ZBLL AUF

 

F2B終了時点でT-FLFRであるとわかります。

赤線を引いた部分でEOを合わせてDBエッジを入れました。

次のUでR面にバーができていることが分かります。

この時、UFRとBRUが同色であることがすでに分かっているため、M' U2 M2×2のブロックができるのが分かります。

このソルブではEODFDBを回しながらZBLLを完読みすることができました。

 

②Scramble : D2 L2 D U2 B2 D' L2 R' D U' R F' L2 D R' D' U' R'

y' U L u L U L' M U2 L U' L'//FB

R2 U M' U R2 U R' U R U2 r' U' r R U' R' U R U R'//SB

M U' M' U' M2//EODFDB

U' R' F R U R' U' R' F' R2 U' R' U2 R U'//ZBLL AUF

 

F2B完成時点でT-RLFFとわかります。

この場合M U M' U' M2でも解けますが、R面のヘッドライトとULエッジからM U' M'とすることで1×1×3バーが作れます。

よって以下の3種類のZBLLまで絞れました。

f:id:Tomcubing:20210319161151p:plain

 

 

6. おわりに

本解法はある程度技術が追い付いてくると平均手数がかなり少なくなる上、ZBLLの先読みが他の解法に比べはるかに簡単なので非常に面白い解法だと思います。

非常にマイナーな解法ですがF2BやZBLL使えるとそれなりに楽しいので、普通の解法に飽きたりタイムに伸び悩んだ時に気軽に触れてみてください。

 

この記事を読んで少しでも「面白い解法だな」と思っていただけたら幸いです。

以上でZBRoux Methodの紹介記事を終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

追記 : しばらくzbrouxを使用した主の感想

・たのしい。

・早くなりたければF2Bを練習するべき。あとZBLLいっぱい覚える。

・EODFDBは工夫したところでほぼタイムに影響しない。基本はRouxのEO手順でいい。狙ったEOLRも要らない。工夫せずとも無心でガチャガチャしてればちょっとずつ見えてくる。

・ZBLLの練度が割と効いてくる。慣れたZBLLの時はsub10も珍しくない。

・毎回ZBLLが出てくるのでかなり練習になる。手順知らないZBLLでも短時間の判断ができるようになった。これが手順覚えるキッカケになるんだな〜。

・ZBLLの時点で抵抗あるかもだけど、CFOPの経験がそれなりにあればF2B練習するだけでいいタイム出るし、COLL使えるならそんな苦労せずともsub10も狙える。

・zbroux人口増えろ〜

 

 

参考にしたWebページ

ZBRoux - Speedsolving.com Wiki

https://www.reddit.com/r/Cubers/comments/8wysur/new_variation_for_roux_method/

ZBLLの判断方法

この記事ではZBLLの判断方法の解説をします。

手順については一切触れません。

ZBLLの簡単な概要とCOLL判断について理解している前提の解説になります。

 

↓ここから本題

ZBLLにはCOLL1ケースにつき(例外を除いて)12種類の状態が存在し、それぞれに固有の手順があります。

しかし実際に手順を使うためには、その手順に該当するケースであるか判断する必要があります。

 

有名なZBLLの判別方法にHarris/Baum Systemがあります。

この判別方法では以下に示す12種類の表記でそれぞれの状態を区別しています。

C/C, C/A, A/C, O/O, C/O, O/C

A/O, O/A, CxO, OxC, CxC, OxO

 

この判別方法ではFU・RU・FUR・RUFのステッカーの色の関係に注目します。

以下で具体例とともに説明します。

 

ステッカーの呼び方と番号は以下の通りです。

f:id:Tomcubing:20200903145929p:plain

①FU

②FUR

RUF

④RU

 

この4つのステッカーの配色関係を、以下に示すアルファベットで表します。

A:Adjacent 隣接

C:Correct 同じ

O:Opposite 反対

 

写真のケースでは①FUと②FURが同色(C)、且つ③RUFと④RUが対面色(O)、

よってこの状態は CO と表記できます。

 

※C/Oなどのスラッシュを省略することがありますが、スラッシュの有無に関わらず同意です。

 

いくつか例を示します。

f:id:Tomcubing:20200903150349p:plain

①②の関係は同色、③④の関係は隣接色、

よってこの場合CAとなります。

 

多くのケースは隣り合ったステッカーの関係から区別が可能です。
 

では次のケースはどうでしょうか。

f:id:Tomcubing:20200903150934p:plain

①と②の関係は隣接色、③と④の関係は隣接色、よってAAですね。

f:id:Tomcubing:20200903151000p:plain

①と②の関係は隣接色、③と④の関係は隣接色、よってAAですね.....???

 

ZBLLを区別するはずが記号が被りました。

このような事態を回避するのが"x"を使った表し方です。

この場合は①と③の関係及び、②と④の関係を見て、アルファベットの間にxを入れて表します。

 

先のケースでは、①と③は対面色、②と④は対面色、よって OxO になります。

後のケースでは、①と③は同色、②と④は同色、よって CxC になります。

 

また、①と②または③と④の関係にCまたはOが1つでもある場合は必ず

①②の関係/③④の関係で表せます。

 

FU・FUR・RUF・RUのステッカーでの判断方法はHケースとPiケースでは使えません。

U面ステッカーのみから成る2×2のブロックが無いので当然ですね。

f:id:Tomcubing:20200903151212p:plain

でも写真のように番号を振り分けることで同じように判断が可能になります。

ちなみにこの場合はどうでしょう。

①②が同色、③④が隣接色なので CA です。

 

簡単ですがHarris/Baum systemによるZBLLの判断方法の解説は以上になります。